Waterweavers: A Chronicle of Rivers — Irma Boom / Heté Selection
¥18,700 ($118.26)
この本、背表紙がない。
正確には、ないのではなく、隠していない。
通常なら表紙の内側に収められる折丁と、それを束ねる糸がそのまま露出している。一見すると製本途中のようにも見えるが、その糸と折丁の構造までが、この本のデザインになっている。
『Waterweavers』は、2014年にBard Graduate Centerで開催された展覧会に伴い刊行された一冊。
テーマは、コロンビアと「川」。コロンビアの川をめぐる視覚的・文学的な語りが収録されており、17人のアーティストによる作品の図版と、Gabriel García Márquezらのテキストを通して、現代美術、工芸、先住民文化、文学、歴史を横断しながら、川とともに形成されてきた文化を辿ります。
ブックデザインはIrma Boom。
背に露出した糸。連なる折丁。ページを閉じると、小口には内部のイメージが細かな断片となって現れる。
そしてタイトルにある “Weavers=織る者たち”。
土地と土地、人と人、過去と現在。
離れたものを繋ぎ、ひとつの流れをつくる。
Boomがしたのは、川を“それらしく”見せることではありません。
川がしていることを、本にもさせる。
表紙だけでは完結しない。
背を見る。小口を見る。触れる。ページをめくる。
そのすべてを含めて設計された一冊です。
川を描いた本ではなく、
川のやり方で、つくられた本。
【新書・シュリンク品】
Waterweavers: A Chronicle of Rivers
Editors:José Roca / Alejandro Martín
Book Design:Irma Boom
Publisher:Bard Graduate Center
Publication:2014
Pages:400
Size:約 W159 × H210 × D45 mm
Language:English
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