2026/03/14 13:41
建築家・工藤桃子さん率いるMMA Inc.による、素材をテーマにしたジャーナル『MMA fragments vol.04』。 ついにHetéでも取り扱いが始まりました!
この本、中身の濃さはもちろんですが、なにより「装丁」と「編集」が素晴らしいんです。 今の時代、あえて「紙の本」を所有する理由。それは内容だけでなく、手触りや佇まい、つまり「ブックデザイン」そのものに惚れ込むからではないでしょうか。
ゴム綴じ装丁の「宿命」と向き合う
『MMA fragments』で採用されているのは、印象的な「ゴム綴じ」の装丁。 パッと思い出すのはウォルフガング・ティルマンス展の図録ですが、このスタイルは美しさと引き換えに、ある「宿命」を背負っています。
それは、ゴムの劣化です。
私の書棚は日当たりが良い場所にあるのですが、ある日読もうと手に取ると、プツンと切れてしまいました。 紫外線、温度変化、酸化……。ゴムの分子構造にとって、日本の環境はなかなかに過酷です。
「なんでこんな装丁なの?」と絶望して、切れたまま棚に戻してしまう人もいるかもしれません。
が、しかし!
「本の形を初期デザインのまま残しておきたい」派の私は、こう思うのです。 「切れたら、交換したらいいじゃない!」
救世主は「オーバンド」にあり
「代わりのゴムなんて、どこにあるの?」という方、ご安心ください。 血眼(?)で探した結果、ぴったりのサイズを見つけました!
もしあなたの『MMA fragments』のゴムが切れてしまったら、これを用意してください。
MMA fragments 適合サイズ: オーバンド #520 がジャストサイズです!
これさえあれば、この先何本切れようが、何度でも「新品の佇まい」に戻せます。 (私は劣化を防ぐため、UVカット袋に入れて引き出しの奥にストックしています。備えあれば憂いなし、です。笑)
ちなみに、ティルマンス展の図録には「#50」がぴったりですよ。
素材を愛でる、という体験
素材をテーマにしたジャーナルを、自分自身でメンテナンスしながら持ち続ける。 それは単に読むだけでなく、その本の一部を自分で「修繕」しながら共に時を刻むような、贅沢な体験です。
ゴム綴じ装丁に足踏みしていた方も、この「替えゴム・ライフハック」を知れば安心なはず。 ぜひ、手に取ってその質感に触れてみてください。


